3分の1の旅団戦闘団に代わって、ロボットを派兵。米陸軍が検討中。

ポスト戦争、および政府予算縮小時代にあって、アメリカの陸軍は兵士の数を減らす計画だ。全兵士の数は、現在の54万人から2015年末には49万人、2019年までに42万人まで減少させる予定という。

そして、兵士に代わって登場するのがロボットだ。「ディフェンス・ニュース」が伝えている

現在検討されているのは、4000人の旅団戦闘団を3000人に減らし、そこへロボットや無人システムを投入すること。ロボットと言ってもターミネーターのようなものではなく、何台もの自律走行トラックが有人トラックを追走するといった計画だ。そうすることで、トラックの装甲を軽くして旅団戦闘団の荷の総重量を減らすことができるという。

こうしたトラックが自律走行トラックに置き換わる? (http://www.telegraph.co.uk/より)

こうしたトラックが自律走行トラックに置き換わる? (http://www.telegraph.co.uk/より)

自動化することで兵士の数を減らし、コストを下げることも目的。また、2030〜2040年には、軍事力の質が科学とテクノロジーによって激変していることも眼中に入っている。今は兵士の3分の2が戦闘を行い3分の1が支援にあたっている。兵士が減少するとそれが逆になる可能性もあるが、ロボットなどのテクノロジー導入によって2分の1ずつの構成にするのが目指すところという。

ここでは、実際の戦闘の前線でのロボットや無人システムの導入には触れられていないが、イギリスの「テレグラフ」紙は同じ内容を伝える記事で、現在イギリス軍やアメリカ軍が保有、利用しているドローン(無人航空機)について触れている

その中で、前米陸軍大尉スタンリー・マッククリスタルの次の発言を引用している。「アメリカのドローン・プログラムは、標的となった地域に大きな憤りを生んでいる。実際に攻撃を行う側が自分のリスクはなく、ほぼ無菌状態で狙撃するようになれば、攻撃された側とのズレは大きくなる。簡単だからやるといった風に敷居が低くなると、作戦上も危険だ」。