国際宇宙ステーションに送られたアリの行動から、ロボットのヒントを得る

先頃国際宇宙ステーション(ISS)に送られた荷物の中には、70匹のアリを入れたケースが載せられていた。送ったのは、スタンフォード大学の生物学の研究室だ。「ギガオム」が伝えている

アリが餌を見つけ、それを仲間に伝えて巣まで運ぶさまは興味深いものだ。中央の指令塔があるわけではなく、アリたちは互いのコミュニケーションによって進路を決め、さらにその周りを探索する。ことに視力はよくないため、匂いや接触によってコミュニケートするという。数が少ないとまっすぐ進むが、数が多いとよりまわりへ向かっていくようになる。

国際宇宙ステーションへ送られたアリの行動は、ロボット開発のヒントに(NASA提供)

国際宇宙ステーションへ送られたアリの行動は、ロボット開発のヒントに(NASA提供)

倒壊した建物の中を複数のロボットが探索するような際に、こうした分散的コミュニケーションの方法があることによって、より効率的にロボットが動かせるのではないか。ロボット研究者たちがアリの行動に関心を示すのは、そうしたポイント。

そして、アリが宇宙へ送られたのは、無重力に近い状態で互いの接触ができなくなったアリがどう反応するかを観察するためだ。これは、ロボットへの通信が煙や埃などで遮られた時にどういった代替システムがあり得るかのヒントになるという。

スタンフォード大学のニュース・リリースはここ