ダイソンのロボット・ラボからは何が出てくるか?

先だって、ジェイムス・ダイソンがロンドンのインペリアル・カレッジに500万ユーロ(800万ドル)を投入してロボット・ビジョン・ラボを設立する話題を伝えたが、『フィズ』がここでどんな開発が行われそうかを予想している

ダイソンのロボット開発には、イギリスでも期待大(http://www.thesun.co.uk/より)

ダイソンのロボット開発には、イギリスでも期待大(http://www.thesun.co.uk/より)

ダイソンは「人間のように見て考えられる機械」を目指すと表現したものの、この記事は、いろいろなことがこなせる家事ロボットを期待するのはまだ早い、と釘を指している。けれども、このラボが中心に据えている3Dセンシング技術で今後生み出されるものは多いはずという。

特にラボを率いる同大学のアンドリュー・ダヴィソン教授の専門は、「モノキュラー・ビジュアルSLAM」という技術。モノキュラー・ビジュアルの部分は、赤外線を用いるキネクトとは違って、ひとつのカメラが通常のように光を感知して、色、かたち、影などから環境を認識するものという。またSLAM(simultaneous localization and mapping)とは、センサーが取得した情報から自己位置推定と地図作成とを同時に行う技術。

家庭用ロボットが安価な小型カメラを搭載して3Dマップが認識できるようになれば、鍵を探したり、ペットの猫をよけて走行したり、最短ルートを判断したりできるようになるという。また顔面認識機能を付ければさらに役に立つこともあるし、単機能ロボットであっても、テレビやオーディオ製品が収められたメディア・コーナーのまわりの埃を吸い取る掃除ロボットや、ひょっとしたら散らかった子供部屋をきれいにしてくれるお片づけロボットも可能かも、ということだ。