ハック用のルンバ「クリエイト2」発売。価格は199.99ドル。

アイロボット社が、ハック可能なルンバ「クリエイト(Create)2」を発売した。価格は199.99ドル。ロボット教育や開発者を対象にした製品だ。

クリエイト2は吸引機能を取り除いたルンバで、プログラム可能。ルンバ本体の他に、シリアルUSB変換ケーブル、充電バッテリー、充電ステーションがついてくる。また、新しいパーツを3Dプリントできるファイルや上面プレートのドリルを安全に行えるテンプレートも入手可能だ。

『IEEEスペクトラム』によると、クリエイトはかつて2007年にも発売されたことがあったが、アメリカ国外での安全基準に合わず海外へ販売することができなかったという。それを改良して、返品されたルンバ600シリーズを作り替えたものがこれだ。

アイロボット社のコリン・アングルCEOは同誌のインタビューに答えて、他の教育用ロボットは美しく仕上げられているが、クリエイト2は「耐久性があり荷重にも耐えるロボットを使いたい人向け」としている。199.99ドルは、他の教育用ロボットと比べてお得な値段で、大学での研究にも向いているという。

同氏はまた、アイロボット社は3Dプリンティングをかなり利用しており、ある時期にはマサチューセッツ州で最大の利用者だったと語っている。産業における3Dプリンティングのインパクトは大きいという。

こうした技術のおかげで、これからのロボットはソフトウェアになるとも見ているようだ。箱いっぱいの部品を買ってきて、家では足りないものを3Dプリントし、それでロボットを作る。そんな日はすぐそこに迫っている。ソフトウェアがロボットを定義するのだ。

「そんな日に備えて、3Dプリントは単にプロトタイプ用以上に使えるものとして捉えるべき。また、ユーザーによるカスタマイゼーションを、どう取り入れていくべきかも考え始めている」とアングル氏は説明している。つまり、クリエイト2はそんなことを検討するための材料というわけだ。

クリエイト2を使ったプロジェクトの例も、いくつかここにある。ユーザーにも開発例をアップしてほしいと呼びかけている。