ちゃんと仕事をしてくれない、BBCのスタジオ・ロボット

BBCは、今年初めにロンドンの中心部に6000人以上のスタッフが一カ所で働ける新社屋に正式に移転した。この新社屋の目玉のひとつが、スタジオ・ロボットだ。

だが、ライブ番組でたびたびピントのはずれた場所を映すなど、ちゃんと仕事を完璧にこなせないロボットにジャーナリストらも手を焼いている様子。『インディペンデント』紙が伝えている

スタジオ・ロボットは、ニュース番組など毎日動きの決まったカメラワークを行うために設置され、リモートコントロールされるしくみ。

だが、上のビデオではアンカーが立っている大スクリーンの前を映しそこねている。アンカーは「まあいいわ。私がメインセットに移動するから」と言って、デスクまで移動。下のビデオではカメラの切替えがちゃんと行われていない。「カメラが君の方を向いてくれないなあ」とアンカー氏。

今では、アンカーたちも冗談を言いながら、奇妙な挙動をするロボットに調子を合わせているようである。下は昨年の様子だが、話の途中で、ロボットがよそ見を開始。

これらのロボットは、おそらく一部は自動化しながらリモート・コントロールも可能という状態でセットされているのだろうが、完璧に自動化するのはまだ難しいのがよくわかる。それでも、リスクを取りながらライブ番組を任せてしまうところがすごい。

BBCの仕事や設備について解説するBBCアカデミーというサイトに、ロボットのカメラ・システムの説明がある

システムは普通の放送用カメラをロボットの注脚にとりつけたもので、レールの上を走るタイプと、3輪でスタジオ内を自由に移動できるものがある。カメラのコントロールのためには訓練が必要で、メンテナンスも欠かせないと書かれている。