ニューヨークの数学博物館にロボット・スワーム登場

ニューヨークにある数学博物館(MOMATH)に、12月半ばから精力的なロボット展示が設置される。同博物館が伝えている。展示はロボット・スワーム(群)で、来館者の動きに合わせて寄って来たり散らばったり、後を付けたりするという。

来館者の動きに合わせていろいろな挙動を見せるロボットスワーム(http://momath.org/より)

来館者の動きに合わせていろいろな挙動を見せるロボットスワーム(http://momath.org/より)

『IEEEスペクトラム』のニュースによると、来館者はガラス張りの床を歩き、その下にいるロボット・スワームとインタラクトするしくみのようだ。スワームには5種類の動きがプログラムされており、追跡(ターゲットとロボット相互との距離を最小にする)、ロボット恐怖症(同じ距離を最大にする)などが含まれる。

この展示制作を行ったのは、スリーバイツ・インターメディア社ナレッジ・リソース社。ロボットには2つの車輪と下向きのカメラがついている。カメラは床の円弧状のマーカーを見分けて位置と方向を把握、ラジオ波で中央コンピュータに送信する。来館者の位置は複数の赤外線カメラで捉えられ、また肩につけるパックで向かっている方向を伝える。

中央コンピュータには、このガラス床スペースのモデル情報が収められ、ロボットと来館者の位置もプロットされる。各ロボットに割り当てられた動きのコピー・プログラムや障害物探知プログラムここにあり、来館者の位置や方向の情報に対してどう反応するかの指示に基づいて、各ロボットに動きの命令が送られるしくみ。中央コンピュータがロボットの制御ソフトウェアを走らせることで、各ロボットに障害物探知のセンサーを搭載せずに済んだという。

同博物館では、いずれ中央コンピュータのモデルをオープンにして、高校生プログラマーらに新しい動きのプログラムを考えてもらい、優れたものをレパートリーに加えたいという。

ところで、ロボット・スワームは注目されている分野でもある。いろいろな研究のビデオはユーチューブに多数アップされている