CES 2015ではどんなロボットが出現したか、のまとめ

1月初頭に開催された今年の「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES 2015)」では、数々のロボットが登場した、と聞く。ロボニュースは残念ながら行けなかったのだが、遅ればせながら、気になっていたそのロボットたちを探してみた。写真を中心にしてご紹介しよう。

見かけからしてすごいのが、このウェラブル・ロボット「スパイダー・ドレス」。インテル・エディソンを利用してオランダのデザイナー、アヌーク・ウィプレヒトがデザイン、製作した。3Dプリンティング、ウェアラブル、ロボットと昨今の注目技術が三拍子揃った。人が近づくと距離センサーとバイオメトリック信号が稼動して襟(肩)の部分が威嚇する。パーソナル空間を護るため、とか。『ポピュラー・サイエンス』が伝えている

同じく同誌がレポートしているのが下のいろいろロボット。

エコヴァックス・ロボティクス社の「レイボット」は、水なしにソーラー・パネルを掃除してくれる。今年の「CESイノベーション賞名誉賞」を受賞している。

Robot - ces_raybot

同社の窓ふきロボット、「ウィンボット」も、去年からデザインがおしゃれに刷新している。

Robot- ces_winbot

同社が掃除以外に出していたのが、ショッピング・アシスタント・ロボットの「ベネボット」。店にやってきた客の名前を覚え、商品選択を手伝ってくれる。

Robot - ces_benebot

ドローンやジャンプする車輪で知られるパロット社は、ネットにコネクトした植木鉢「ポット」を発表。センサーで植物が必要とする時に必要とする量の注水を行い、アルゴリズムで生長に応じて最適化していくという。これでもう植木を枯らすことはないだろう。

Robot - ces_parrot

『エンドガジェット』が「ベスト・オブ・CES賞」を与えたのは、「エアードッグ」。バックパックにも入る折り畳みのドローンで、ゴープロカメラが搭載できる。いったん飛ばせばユーザーを追ってビデオや写真を撮ってくれる。

(http://www.engadget.com/より)

(http://www.engadget.com/より)

「フォーブス」は、モデュラー・ロボティクス社、飲み物を取ってきたりゴミ箱になってくれるオポボティクス社の「ソーポー」、小売店で利用されているオシュボット、暖かい食事を運ぶ「ゴーカート」、展示会場や美術館で使えて、映画を観たりするモニターにもなるという韓国のフューチャー・ロボット社などの製品をビデオで紹介している

家の中で自律的に動く「ソーボー」。飲み物を取ってきたり、ゴミ箱を運んだりする。

家の中で自律的に動く「ソーボー」。飲み物を取ってきたり、ゴミ箱を運んだりする。(http://www.forbes.com/より)

 

コンピュータ・ゲーム開発会社IGN社のスタッフによるビデオ・レポートはこれ。いろいろなロボットが登場して、からかわれている。

「BBC」の記事では、先だってご紹介したメカノイド」の他に、韓国の

ちょっとジーボと競合しそうなFuro-iホーム。(http://www.bbc.com/より)

ちょっとジーボと競合しそうなFuro-iホーム。(http://www.bbc.com/より)

Furo-iホーム」をレポートしている。これは、小さな可動式家庭用ロボットで、「感情インタラクション・ロボット」とのことだ。IoTのコントロール・センターにもなるという。また、子供と一緒に勉強する教育ロボット、薬の服用をモニターする高齢者用ロボットとしても機能するようだ。Furo-iホームの注目度はなかなか高く、いろいろなメディアで取り上げられていたようだ。今年中に1万台ほどを出荷する予定という。価格は1000ドル。

エンパイアー・ロボティクス社のヴァーサボールも、玉入れで人気をさらっていたようで、かなり紹介されている。『ロボティクス・トレンズ』は、このヴァーサボール、超小型ドローン「ザノ」、オゾボットメディ、いずれも上述したFuro-iホーム、ベネボット、そしてメルセデス・ベンツF 015、東芝のヒューマノイド・ロボット「地平アイこ」をベスト・ロボットに選んでいる

下は、メルセデス・ベンツF 015のビデオ。自律走行車の時代には、車内がこのようになっているのかと思わせる。これだけ具体的な構想図は、グーグルもまだ出していなかった。ただし、運転手(その頃にはオペレーターと呼ばれるらしい)が後ろを向いてラウンジでくつろげるようになるまでには、まだまだ時間がかかるはずだ。

日本のロボットで言えば、ユカイ工学の家庭用連絡ロボットの「ボッコ」は『ロサンゼルス・タイムズ』が紹介している。「子供や普通の電話が使えない人々にも使いやすい」とある。そして、ハッカーが盗み聞きできないよう安全な通信環境になっていることも、同社のウェブサイトで確認している。

Robot - ces_bocco

 

『ギークワイアー』は、ニコンはが360度に配置したSLRカメラを伝えている。これでロボットを撮影したら、かっこよさそう。

Robot - ces_nikon

同誌は、ちょっと変な人/ロボットも紹介している。左は「タブレットマン」。以前東芝も同名の装置人間をプロモートしていたことがあったようだが、このタブレットマンは、オーディオ技術会社のゴーグルーブ社送り込んだもの。どうやって前方を確認しているのか。右は、いやにスムーズに動くと思ったら、中身は人間。アリババ社の宣伝を担っている。

『PCワールド』は、レノボ社の自撮りロボット「フィーボット」を紹介している。 自撮り棒なるものも売られているが、これだけセルフィーが広まってくると、そろそろロボットの登場だろう。赤外線のリモートで操作する。Robot - ces_lenovo

水やりロボットの「ドロップレット」も注目を集めていたようだ。このロボットは、セットアップが簡単。スマートフォンやタブレットなどから植物の種類等を入力すれば、あとはロボットが植物を見分けて適量の水撒きをする。フェンスなどに向かって無駄に水を撒いたりしないとのこと。

Robot - ces_droplet

 

いやはや、きりがない。このあたりで切り上げよう。CES 2015にはもちろん、スータブル・テクノロジー社のテレプレゼンス・ロボット「ビーム」、ファイブ・エレメンツ・ロボティクス社の「バジー」などの常連もいたようだ。

明らかに、ロボットは爆発前夜という状況。