ロボットを勉強するには、どのMOOCがいいのか

昨今はMOOCが人気だ。MOOC(=Massive Online Open Course)とは、インターネットで公開されている授業である。大学レベルのものがほとんどだが、中学生や高校生レベルのものもある。

MOOCは最近どんどん科目が増えてきて、ロボットやAIの基礎に関するものもある。その中から人気のあるもの、受講者たちの間で推薦されているものを挙げてみよう。

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ジョージア工科大学で作られた授業で、モバイル・ロボットの基礎が学べるのが、コーセラに上がっている『Control of Mobile Robots』である。車輪付きのロボット群をぶつからないように走行させたり、障害物を避けてドローンを飛ばしたり、二本足のヒューマノイド・ロボットを歩かせる方法がわかるようになる。

グーグルの自律走行車の元になる技術を開発したセバスチャン・トゥルン氏の『Artificial Intelligence for Robotics 』は、トゥルン自身が作ったMOOCであるユダシティーにアップされている。「7週間このコースで勉強すれば、自律走行車のしくみがわかります」とトゥルン氏がビデオで誘っている。AIだけでなく、認知、制御なども学べる。

自律走行車に乗ってコースの説明をするセバスチャン・トゥルン氏。

自律走行車に乗ってコースの説明をするセバスチャン・トゥルン氏。

スタンフォード大学エンジニアリング学部が独自に公開している授業の中にも、ロボット関係の講義がある。『Artificial Intelligence:  Introduction to Robotics』は、同校のウサマ・カティブ教授の講義。

edXにある『Underactuated Robotics』は上級レベルと注意書きがある。アルゴリズムを中心にしたマサチューセッツ工科大学(MIT)の講義で、ロボットの歩行、走行、水泳、飛行とマニピュレーションに関するものだそう。実際にMITにいるロボットが数々登場するようだ。

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MITの『Introduction to Electrical Engineering and Computer Science I』と『Artificial Intelligence』、ソウル国立大学の『Robot Mechanics and Control,  Part I』と『同Part II 』もお勧めとのこと。後者は、かなり細かなポイントまで抑えながら講義が進むそうだ。

ユーチューブのビデオを見てコンピュータに猫を認識させたスタンフォード大学アンドリュー・ング教授の有名な講義は、『Machine Learning』。

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そして、こんなMOOCもある。『Robotics Summer of Learning』。このサイト「CS2N(Computer Science Student Network)」は、カーネギーメロン大学とDARPA(国防総省高等研究計画局)が研究プロジェクトとして作ったサイトで、STEMに関心を持つ生徒を増やすことが目的という。夏の間、ロボットのプログラミングなどを学びたい中学生や高校生向けのようだ。

MOOCは、ほとんどが無料で受けやすいと思いがちだが、何週間も続く講義をすべてを見終えるのはなかなか大変だそう。根気づよく受講しよう。