『ロボビジネス2014』会議レポート<その2>会場でみかけたロボットたち

今回の『ロボビジネス2014』展示場には、80社近いロボット関連会社が出展していた。目立ったのはヨーロッパからの参加。また、ロボット開発をサポートするテスト施設、設計・製造支援会社なども見られ、現在のロボット業界の幅広さが感じられた。

以下に会場で見かけたロボットをご紹介しよう。

タグを展示するエーソン社のブース。こうして見るとかなり大きい。

タグを展示するエーソン社のブース。こうして見るとかなり大きい。

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インテューイティブ・サージカル社の苦境

インテューイティブ・サージカル社は、ロボット会社のホープとされてきた。

ロボット研究からスピンアウトして創設された同社は、手術ロボット「ダヴィンチ」を開発。その非侵襲的な利点が多くの病院で認められて、利用が広まっていたのだ。ダヴィンチが用いられる手術の種類も前立腺がんから、子宮がん、胆嚢摘出、子宮摘出などに拡大していった。

ダヴィンチの値段は1台あたり230万ドルと高価だが、同社の売上は10年間に1500%増え、株価は3000%高まった。そんな同社は、ロボット業界ではビジネス・モデルの成功例として、そして医療業界では先端的なテクノロジーの導入を支える例としてよく取り上げられる存在だったのだ。

ところが、同社は昨年からさまざまな障害に直面している。

インテューイティブ・サージカル社のサイトより

手術ロボット、ダヴィンチ(http://www.intuitivesurgical.com/より)

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20台の運搬ロボットが働く、シリコンバレーの病院の様子

シリコンバレーにある町、マウンティンビューはグーグルのお膝元としても知られている。早くから町の中にグーグルがWIFIを敷設し、ちょっと近未来の都市の姿を感じさせてくれた。

そのマウンティンビューに、数々のロボットを採用しているエルカミーノ病院がある。

エルカミーノ病院は50年以上の歴史を持つ病院だ。しかし、シリコンバレーの病院らしく新しいテクノロジーの導入に余念がない。手術ロボットのダヴィンチは2台設置し、また血液検査も自動的に行えるシステムを10年以上前から使っている。それ以外にも、テレプレゼンス・ロボットのVGOが1台、そして腫瘍を画像ガイダンスによって自動的に精密に焼き切るサイバーナイフなどが利用されている。

そして、2009年に古くて使いにくくなった病院の建物を新たに改築するにあたって、導入したのがエーソン社製の運搬ロボット「タグ(TUG)」である。

病院のスタッフ用通路を前進するタグ。これは薬品を運んでいるもの。

病院のスタッフ用通路を前進するタグ。これは薬品を運んでいるもの。

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