『ナショナル・ジオグラフィック』誌は、ロボットやドローンを使って、野性動物を撮影

自然の風景や野生動物を、美しい写真に収めることで知られる『ナショナル・ジオグラフィック』誌は、撮影テクニックの点でも先端技術を取り入れている。最近はロボットやドローン(無人航空機)である。『ヴァージ』が詳しく伝えている

ドローンは、広大な風景や野生動物の生息を伝えるのに最近よく使われる手法だが、このカメラマン、マイケル・ニコルズ氏はタンザニアのライオンを撮影するにあたって、動物を上から見下ろすというやり方が失礼だとどうしてもがまんがならず、ついにロボットで超接近するというやり方を思いついたらしい。

「ミニタンク」と名付けられたこのロボットはリモートコントロール可能で、ノースキャロライナ州のスーパードロイド・ロボッツ社が製造したという。同社は爆弾除去ロボットの製造専門会社だという。

カメラマンのクルーは、近くに駐車した車に待機し、コンピュータ画面で画像をモニターしながら、シャッターを切った。ミニタンクは、ライオンを警戒させないようにソロソロと動き、子供ライオンがくつろいで大きなあくびをするところまで間近に接近している。ライオンのからだのシワのひとつひとつまで見えるこれらの写真は、迫力万点である。

ところで、ドローン撮影で言えば、ニュージーランドのドローン開発グループ、チーム・ブラックシープが撮影した下の画像も話題になっている。気持ちいいのどかな風景と一緒に、羊の顔の表情まで見える。技術の進歩によって、われわれが目にできるものが確かに変わってきた、と実感する。


無人航空機(Drones)は、もうすぐそこに(イベント・レポート)

去る3月19日、スタンフォード大学で『無人航空機:商業時代の幕開け(Drones – The commercial era takes off)』というイベントが開かれた。

主催したのは、VLAB。起業を促進するためのNPOであるMIT(マサチューセッツ工科大学)エンタープライズ・フォーラムのシリコンバレー支部だ。最新のテクノロジーの動向から起業家の心得まで、広くアントレプレナーシップに役立つイベントを開催している組織である。

無人航空機は、英語ではDroneともUAS(Unmanned Aircraft Systems)、UAV(Unmanned Aerial Vehicles)とも呼ばれ、現在その規制やプライバシー問題が取りざたされている最中。それでも、パネルディスカッションには、一般消費者向け、軍事用、産業向けにそれぞれ無人航空機を開発している企業と、この分野に投資するベンチャーキャピタル会社から5人が参加し、ひとことで無人航空機と言っても、すでに多様化が進んでいることを思わせる顔ぶれとなっていた。

参加者は以下の通り。

・司会 クリス・アンダーソン(元『Wired』誌編集長、3Dロボティックス社CEO)

・ヘレン・グレーナー(サイファイワークス社CEO、iRobot社共同創設者)

・ジャック・シルドーン(ラックス・キャピタル社

・マシュー・ポブロスケ(BAEシステムズ社無人航空機プログラム・ディレクター)

・ジョナサン・ドーニー(エアウェア社CEO)

左からアンダーソン、グレーナー、シルドーン、ドーニー.ポブロスケの各氏

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