番外編。DARPAロボティクス・チャレンジの意味、そして決勝戦へ
投稿日: 12/31/2013 カテゴリー: イベント・レポート, インタビュー, ニュース, ロボット研究, ロボット会社, 産業用ロボット, 軍事用ロボット | Tags: アトラス, ギル・プラット, グランド.チャレンジ, シャフト, チーム・モジャヴェイトン, ロボティクス・チャレンジ, ヴァルカリー, DARPA コメントする2013年最大のロボット・イベントだったDARPAロボティクス・チャレンジ(DRC)予選が終わって10日。
考えれば考えるほどに、ずいぶんシュールなできごとだったと感じてならない。15のロボットが同時進行して、人間がやるような8つのタスクに懸命に取り組んでいる。アトラスを始め、精巧に作られたああしたロボットを1体見るだけでも感動のはずだが、それが予備分も含めて20体以上も結集し、それぞれのハードウェア、ソフトウェア、そして人間オペレーターの能力の限りを尽くしている。
こんなイベントに立ち会えたことは非常に幸運だったし、ロボットに対する認識がまったく新しいレベルへシフトしたようにも感じた機会だった。
自走車開発を促進するためのDARPAグランド・チャレンジが最初に開かれた2004年、150マイル(約240キロ)の全コースを完走した車はなかったが、9年後の現在、自走車の実用化はもう数年先に迫っている。 同じように、あと数年もすれば、ロボットたちは今回のようなタスクをスムーズにこなすようになって、さらに高度なタスクへも取り組んでいるはずだ。本当にロボットたちが身の回りに増え、必要とあらば人々を助けに出てくるのだ、という感慨を強くした。
日本人ロボット関係者はどう見た?
さて、DRC会場で何人かの日本人ロボット開発者にコメントをもらっていたので紹介しておきたい。会場には、日本の大学や企業からロボット研究者、開発者も多く訪れていた。ほとんどが経済産業省と米国国防省の間で合意された『人道支援と災害復旧に関するロボットの日米共同研究』に関連した視察だったようだ。
DARPAロボティクス・チャレンジ第2日。来年の決勝戦へ進む8チームが決定
投稿日: 12/21/2013 カテゴリー: イベント・レポート, スタートアップ、ベンチャーキャピタル, ニュース, ロボット研究, ロボット会社, 産業用ロボット, 軍事用ロボット | Tags: ギル・プラット, シャフト, タータン・レスキュー, チンプ, トア, トゥルーパー, トラックラボ, ロボシミアン, ロボティクス・チャレンジ, DARPA, IHMCロボティクス, MIT, WRECS コメントするDARPAロボティクス・チャレンジ(DRC)は、2日目もハードなスケジュールが終日続いた。17チームのうち、参加できなかった中国チーム、インテリジェント・パイオニアと、ロボットの調子が悪いカイロス・オートノミーを除いた15チームが、残りのタスクを30分ごとにこなしていった。
DARPAロボティクス・チャレンジ第1日。現在リードするのは、やっぱりシャフト
投稿日: 12/20/2013 カテゴリー: イベント・レポート, スタートアップ、ベンチャーキャピタル, ニュース, ロボット研究, ロボット会社, 産業用ロボット, 軍事用ロボット | Tags: シャフト, ロボティクス・チャレンジ, DARPA, HRP-2, KAIST, NASAジョンソン宇宙センター コメントするDARPAロボティクス・チャレンジ(DRC)第1日は、午前7時からの開会式でオープンした。
かつての飛行機技術と同じように、ロボットも今は未熟な技術に見えるかもしれないが、「これは新しい時代の始まりだ」というDARPAプログラム・マネージャー、ギル・プラット氏のことばに、参加者は大いに鼓舞されたようだった。
DARPAロボティクス・チャレンジはDARPA TVでもストリーミング
投稿日: 12/19/2013 カテゴリー: イベント・レポート, ニュース, ロボット研究, ロボット会社, 産業用ロボット, 軍事用ロボット | Tags: ロボティクス・チャレンジ, DARPA コメントする12月20〜21日にマイアミで開かれるDARPAロボティクス・チャレンジは、ユーチューブのDARPA TVでもストリーミングされる予定。マイアミ時間午前8時から午後6時までの間、ぜひアクセスしていただきたい。詳しい時間割はここに。
DARPAロボティクス・チャレンジ前夜
投稿日: 12/19/2013 カテゴリー: イベント・レポート, スタートアップ、ベンチャーキャピタル, ニュース, ロボット研究, ロボット会社, 産業用ロボット, 軍事用ロボット | Tags: ロボティクス・チャレンジ, DARPA コメントするロボニュースもDARPAロボティクス・チャレンジ(DRC)を取材するために、マイアミにやってきた。本日は、メディア向けのブリーフィングに参加。
会場となっているホームステッド・スピードウェイは、いつもはカーレースが開かれる場所。そのトラック上に、8つのタスクのための建て込みが作られ、最終的な仕上げが行われている最中だった。
シャフトのビデオがすごい!
投稿日: 12/19/2013 カテゴリー: イベント・レポート, スタートアップ、ベンチャーキャピタル, ニュース, ロボット会社, 産業用ロボット | Tags: シャフト, ロボティクス・チャレンジ, DARPA コメントするいよいよ明日に迫ったDARPAロボティクス・チャレンジ(DRC)。中国からの1チームを除いた16チームがすでにフロリダに集まっている。
有望視されている日本のチーム、シャフトのビデオがユーチューブに上がっていた。自信のほどが伺える練習風景だ。8つのタスクを実にスムーズにこなしているではないか。
DARPAによると、ロボティクス・チャレンジで設定されているこの8タスクのうち、「自動車を運転」というタスクを棄権するチームが多そうだという。ロボットを車に乗降させたり、規定に添ってジグザグに運転させたりするのが難しいからだ。棄権しても、他のタスクで高い点を取れば総合得点で挽回はできる。
だが、このシャフトのビデオを見ると、スイスイ運転している(もちろんビデオは何倍にも加速されているが)。うわさ以上に有望感が伝わってくる。
シャフトは、何週間も前からフロリダ入りしていたらしく、チームメンバーもロボットも(?)時差ボケなしに予選に臨む意気込み。
ドローンに対抗して、スフェロがアマゾンの地上配送を?
投稿日: 12/17/2013 カテゴリー: スタートアップ、ベンチャーキャピタル, ニュース, ロボット会社 | Tags: アマゾン, スフェロ, プライムエア コメントするアマゾンがドローンを使って30分以内の配送を計画していることが明らかになった。うまくできたビデオを観た方も多いだろう。
それならと、球体ロボットおもちゃのスフェロが、パロディーのビデオを作っている。その名も、ドローンによるアマゾン・プライムエアに対抗して、アマゾン・プライムグラウンド。配送センターからスフェロが荷物を取り出し、目的地まで引きずっていく。
少々無理のありそうな構想だが、楽しいビデオ。アマゾンは、スフェロの販売パートナーとなっているとのことで、こんな夢想もありだ。
ドローンに対抗して、スフェロがアマゾンの地上配送を?
投稿日: 12/17/2013 カテゴリー: スタートアップ、ベンチャーキャピタル, ニュース, ロボット会社 | Tags: アマゾン, スフェロ, プライムエア コメントするアマゾンがドローンを使って30分以内の配送を計画していることが明らかになった。うまくできたビデオを観た方も多いだろう。
それならと、球体ロボットおもちゃのスフェロが、パロディーのビデオを作っている。その名も、ドローンによるアマゾン・プライムエアに対抗して、アマゾン・プライムグラウンド。配送センターからスフェロが荷物を取り出し、目的地まで引きずっていく。
少々無理のありそうな構想だが、楽しいビデオ。アマゾンは、スフェロの販売パートナーとなっているとのことで、こんな夢想もありだ。
「UBR-1のプラットフォームは、何10億ドルもの規模になるビジネスの一部なんです」 アンバウンデッド・ロボティクスCEOメロニー・ワイズ インタビュー
投稿日: 12/17/2013 カテゴリー: インタビュー, スタートアップ、ベンチャーキャピタル, ロボット会社, 産業用ロボット, 家庭用ロボット | Tags: アンバウンデッド・ロボティクス, ウィロー・ガレージ, ジョージア工科大学, バクスター, メロニー・ワイズ, リシンク・ロボティクス社, OSRF, ROS, UBR-1 コメントする数々のスピンオフ企業を出したウィロー・ガレージ。その最後のスピンオフがアンバウンデッド・ロボティクス社だ。創業者4人は、すべてウィロー・ガレージの出身者。そのたった4人が、1年足らずの間に1本アームのロボットUBR-1(ユーバー・ワン)を開発して、関係者を驚かせた。同社のオフィスを訪ねて、今後の計画などについて聞いた。(UBR-1発表時の参考記事はここに。)
リシンク・ロボティクス社でレイオフ
投稿日: 12/15/2013 カテゴリー: スタートアップ、ベンチャーキャピタル, ニュース, ロボット会社, 産業用ロボット | Tags: バクスター, ユニバーサル・ロボッツ, リシンク・ロボティクス社 コメントする「ボストン・グローブ」紙が、リシンク・ロボティクス社でのレイオフを伝えている。
記事によると、リシンク・ロボティクス社は90人いた従業員のうち21人をカットした。同社は、工場で人と並んで働くロボットとして知られるバクスターを開発、製造する。創業したのは元MIT教授のロドニー・ブルックス氏だ。
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