ロボットを勉強するには、どのMOOCがいいのか
投稿日: 01/28/2015 カテゴリー: ニュース, ロボット研究 | Tags: アンドリュー・ング, ウサマ・カティブ, コーセラ, ジョージア工科大学, スタンフォード大学, セバスチャン・トゥルン, ソウル国立大学, マサチューセッツ工科大学(MIT), ユダシティー, CS2N, DARPA, edX コメントする昨今はMOOCが人気だ。MOOC(=Massive Online Open Course)とは、インターネットで公開されている授業である。大学レベルのものがほとんどだが、中学生や高校生レベルのものもある。
MOOCは最近どんどん科目が増えてきて、ロボットやAIの基礎に関するものもある。その中から人気のあるもの、受講者たちの間で推薦されているものを挙げてみよう。
2014年たまっていたイベント・レポート<その9>『コラボラティブ・ロボット国際ワークショップ』
投稿日: 12/23/2014 カテゴリー: インタビュー, ロボット会社, 産業用ロボット | Tags: アデプト・テクノロジー, シュテファン・バーチャー, スコット・ハッサン, スタンフォード大学, デロン・ジャクソン, リシンク・ロボティクス, ロドニー・ブルックス, BMW コメントする今年行ったイベントのたまっていたレポートをお伝えする第9回。今回は9月末にシリコンバレーのサンホセで開かれた『コラボラティブ・ロボット国際ワークショップ』についてご報告。
コラボラティブ・ロボットというのは、現在注目が集まる「人間と一緒に仕事をするロボット」のこと。別名「コー・ロボット」とも呼ばれるものだ。
ロボットのタスクのためのナレッジ・エンジン「ロボブレーン」
投稿日: 12/13/2014 カテゴリー: ニュース, ロボット研究 | Tags: アストシュ・サクセナ, コーネル大学, スタンフォード大学, テル・ミー・デイブ, プランイット, ロボブレーン, PlanIt, RoboBrain, Tell Me Dave コメントするスタンフォード大学の研究者らが、ロボットがタスクを遂行する際に参考にできる学習するデータベース「ロボブレーン」を構築中だ。『テクノロジー・レビュー』が伝えている。
アンディ・ルービンがグーグルを辞める!
投稿日: 10/30/2014 カテゴリー: ニュース, ロボット会社, 産業用ロボット | Tags: アンディ・ルービン, カーネギー・メロン大学, グーグル, ジェームズ・カフナー, スタンフォード大学 コメントする昨年、ロボット関連会社を8社も買収した中心人物、アンディ・ルービン氏が何とグーグルを辞めるという。『ウォールストリート・ジャーナル』が伝えている。
アメリカでロボット研究をするなら、この10大学
投稿日: 09/16/2014 カテゴリー: ニュース, ロボット研究 | Tags: カリフォルニア大学バークレー校, カーネギー・メロン大学, コロラド鉱業大学, コロンビア大学, コンピュータ科学および人工知能ラボ, コンピューテーショナル・インタラクションおよびロボティクス・ラボ, ジョンズ・ホプキンス大学, ジョージア工科大学, スタンフォード大学, ヘンリク・クリステンセン, マサチューセッツ工科大学, ロボティクスおよびインテリジェントマシーン・ラボ, ロボティクスおよびインテリジェント・マシーン研究所, ロボティクス・インスティテュート, ロボティクス・グループ, ロボティクス・リサーチ・ラボ, ンピューテーショナル・センシングおよびロボット・ラボ, CARDI, CSAIL, 自動化、ロボティクスおよび分散インテリジェンス研究所, 自動化科学とエンジニアリング・ラボ, LIMBSラボラトリー, 南カリフォルニア大学, 人工知能ラボ コメントする『ビジネス・インサイダー』が、アメリカ国内の大学の中からロボット研究を志す学生のために優れた10校を選んでいる。下記がそのラインアップ:
「ロボットのソフトウェアとハードウェアは、今や60対40くらいの比重になっています」フランク・トービー氏インタビュー その<2>
投稿日: 02/08/2014 カテゴリー: インタビュー, スタートアップ、ベンチャーキャピタル, ロボット会社, 産業用ロボット, 軍事用ロボット, 医療用ロボット, 家庭用ロボット | Tags: ABB, アイロボット, カリフォルニア大学バークレー校, カーネギーメロン大学, クカ・ロボティクス, ジョージア・テック, スタンフォード大学, チューリッヒ工科大学, フランク・トービー, ロボストックス, ローザンヌ工科大学, KAIST, 東京大学, 東京工業大学 コメントするフランク・トービー氏は、ロボット産業の動向を追うふたつのウェブサイト「ザ・ロボット・レポート」と「エブリシング・ロボティクス」でよく知られている。また、長年研究してきたロボット企業の業績調査を集大成した世界初のロボット産業の株価指数「ロボストックス(ROBO-STOX)」の創設者のひとりでもある。ロボストックは昨年、ナスダックに登録された。
その<1>に続いて、ロボストックスや、ロボット起業の様子をどう観察しているのかなどについて尋ねた。
スタンフォード大学の教授たちによる、バクスターのケース・スタディー
投稿日: 11/24/2013 カテゴリー: スタートアップ、ベンチャーキャピタル, ニュース, ロボット会社 | Tags: アイロボット, スタンフォード大学, バクスター, リシンク・ロボティクス, リーン・スタートアップ, ロドニー・ブルックス, MVP コメントするバクスターを開発するリシンク・ロボティクス社のビジネスモデルとテクノロジーなどをまとめたケース・スタディーが、今年6月に出ていた。スタンフォード大学の機械エンジニアリング学部の二人の教授がまとめたもの。
但し書きとして、「この論文は、ビジネス面での効果的な戦略を考察するものではなく、学生との論議のベースとなることを目的としている」と記されているが、内容はいろいろ参考になるので、ぜひ目を通されることをお勧めしたい。
概要をお伝えすると、ケース・スタディーでは、会社の沿革、資金調達、経営陣、製品のテクノロジーの他にも、会社としての戦略、今後の可能性、競合などに触れている。
テスラも自律走行車開発へ。自走車のロードマップはどうなる?
投稿日: 09/28/2013 カテゴリー: イベント・レポート, ニュース, ロボット会社 | Tags: イーロン・マスク, グーグル, コネクティッド・ビークル・プロバイディング・センター, スタンフォード大学, テスラ, ロボタクシー, 自走車, 自律走行車, Lidar コメントするシリコンバレーでは自走車実用化への期待が本格的に高まっているが、電気自動車メーカーのテスラも3年以内に「90%自走する」車を発表する。「ファイナンシャル・タイムズ」が伝えている。3年というと2016年。その頃にもう「ほとんど自走車」という製品が路上を走っているとは、すごいことである。
テスラCEOのイーロン・マスクは、90%自走と「100%自走との間には、非常に大きな溝が横たわっている」と語る。完全自走をめざすよりも、まずは製品化して市場で売れる車を作ろうという選択をしたということだ。
ホワイトハウスの『オレたちはギークだぜ』シリーズで、ロボット論議
投稿日: 08/18/2013 カテゴリー: ニュース, ロボット研究, ロボット会社, 産業用ロボット, 医療用ロボット, 家庭用ロボット | Tags: アリソン・オカムラ, カーネギーメロン大学(CMU)ロボティクス・インスティテュート, コラボラティブ・ハプティクスおよびロボティクス医療ラボ, ジョン・グリーン, スタンフォード大学, ダニエラ・ラス, テキサスA&M大学, トム・カリル, ホワイトハウス, ホワイトハウス・テクノロジーおよびイノベーション, ホワイトハウス・ロボティクスおよびサイバーフィジカル・システムズ部門アシスタント・ディレクター, マシュー・メイソン, リシンク・ロボティクス, ロドニー・ブルックス, ロビン・マーフィー, ロボット支援による捜索および救援センター, ヴィージェイ・クマー, ・, MIT, MITコンピュータ科学およびAIラボ, We the Geeks コメントするホワイトハウスでは、『We the Geeks』というビデオ・シリーズを放映している。「オレたちは、ギーク(テクノロジーオタク)だぜ」とでもいう意味で、ホワイトハウス内のテクノロジーおよび科学政策に関するオフィスが主催し、複数の人々が参加できるテレビ会議システム、グーグルプラス・ハングアウトを使って、いろいろなテーマで専門家が話し合うというしくみだ。
これまで取り上げられたテーマはなかなかに興味深いものばかりで、「小惑星」「21世紀的な履歴書とは」「社会貢献におけるイノベーション」「スーパーヒーローのための新素材」などがある。
8月初頭に開かれたのは「ロボット」論議。同オフィスのヴィージェイ・クマー氏(ロボティクスおよびサイバーフィジカル・システムズ部門アシスタント・ディレクター)とトム・カリル氏(テクノロジーおよびイノベーションの次席ディレクター)がモデレーターとなって、以下の人々が参加した。
・ロドニー・ブルックス(リシンク・ロボティクス会長)
・ダニエラ・ラス(MITコンピュータ科学およびAIラボ(CSAIL)のディレクター)
・マシュー・メイソン(カーネギーメロン大学(CMU)ロボティクス・インスティテュートのディレクター)
・ロビン・マーフィー(テキサスA&M大学ロボット支援による捜索および救援センターのディレクター)
・アリソン・オカムラ(スタンフォード大学コラボラティブ・ハプティクスおよびロボティクス医療ラボの主席研究員)
・ジョン・グリーン(小説家、ビデオ・ブロガー)
50分足らずの話し合い中、STEM(科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学教育)に関する話題も多かったが、その他にもおもしろかった発言を以下にいくつか挙げておこう:
なぜロボットはコーヒーを買いに行くのか?
投稿日: 05/26/2013 カテゴリー: ニュース, ロボット研究 | Tags: スタンフォード大学, 自律型ロボット, PR2 コメントする『IEEE Spetrum』誌が、「ロボットがコーヒーを買いに行くのが、なぜ大切なのか」を説明している。同誌に寄せられたコメントへ回答するために書かれた記事らしい。
というのも、ロボット研究はおもしろそうに見えるけれども、一体それが現実的にどんな役に立つのかわからない、というタイプのものも多いからだ。記事では、スタンフォード大学のPR2が独りでコーヒーを買いに行くのが、ロボット研究をどう推し進めるのかを解説する。ポイントは以下。
- 複数の2Dマップの間をナビゲートする: 可動型ロボットは、いろいろなフロアー間をナビゲートするのがたいてい苦手だが、スタンフォード大学の研究者たちはポータルを経由して複数の2Dマップがリンクされるゲートウェイを開発した。
- 自信をもってエレベーターに乗降する: ロボットが自律的にエレベーターを利用するのは簡単ではない。まずエレベーターを見つけ、上下を判断してボタンを押し、エレベーターが到着したのを感知し、人がいないことを確認して乗り込み、正しいボタンを押し……、と無数の判断をビジョンと操作を駆使して行う。
- ガラス張りの重いドアを開く: ロボットが透明なガラスを認識するのは困難だが、アメリカ障害者法(ADA)では、ドアの取っ手は同じ高さに設置することを義務づけている。PR2はこの高さに取っ手の表面を認めるとそこにドアがあると認識する。重いドアを開けてそのままに保つのは、PR2のベース部分の重力とパワーを利用している。
- 人とロボット間のやりとり: コーヒーを受けとる際には、店員がPR2の手にカップを強く押し付けてくれた方が簡単だが、研究者たちは手に取り付けられたカメラが物体を感知し、その後グリップ(つかみ)を作動させるようにしている。人間同士のような、手荒でないやりとりを可能にするためだ。
こうしたこと以外にも、実際にロボットにタスクを与えることで、現実世界で起こりえるさまざまな課題を意識するきっかけになる。人がいたり障害物があったらどうするか、エレベーターで先に誰かが異なったフロアーのボタンを押していたらどうなるか、ドアのところで人が出入りしていたらどうなるかといったことだ。
ロボットにコーヒーを買いに行かせるのはただ面白がっているからではなく、大切な研究成果を現実に活かすための方法だと記事は強調している。
ビデオはここに。
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