PR2は、どこまで洗濯をやってくれるか
投稿日: 11/26/2014 カテゴリー: ニュース, ロボット研究, 家庭用ロボット | Tags: カリフォルニア大学バークレー校, PR2 コメントするカリフォルニア大学バークレー校のPR2は、これまでも洗濯物を畳めることで知られてきたが、このたび洗濯作業の最初の部分、つまり汚れた服を洗濯機に入れることもできるようになったという。『IEEEスペクトラム』が伝えている。
アマゾンのピッキング・チャレンジに応募しよう!
投稿日: 11/20/2014 カテゴリー: ニュース, ロボット研究, ロボット会社, 産業用ロボット | Tags: アマゾン, アマゾン・ピッキング・チャレンジ, オリンパス・コントロール, キヴァ・システムズ, クリアパス・ロボティクス, バクスター, ユニバーサル・ロボッツ, リシンク・ロボティクス, PR2 コメントするアマゾンは、配送のためのロジスティクスの最大限効率化にいつも注力していることで知られる。配送センター内で棚を持ち上げて、箱詰め作業員のもとまで運ぶロボット技術を開発したキヴァ・システムズ社を、2012年に買収したのもご存知だろう。
しかし、今でも棚から目的の商品を自動的に取り出すピッキング技術は、ロボット業界でも難問中の難問。そこで、アマゾンはこのピッキング・ロボットの開発者を対象とした「第1回アマゾン・ピッキング・チャレンジ』というコンテストを開催するという。チャレンジは、来年シアトルで開催されるICRA 2015(5月26〜30日)で行われる予定。
アンバウンデッド・ロボティクス社のUBR-1は、ロボット開発を変えるか
投稿日: 10/28/2013 カテゴリー: ニュース, ロボット研究, ロボット会社 | Tags: アンバウンデッド・ロボティクス, ウィロー・ガレージ, キネクト, ケアー・オー・ボット, プライムセンス, MoveIt!, PR2, ROS, UBR-1 コメントする話題のロボットUBR-1について、『IEEEスペクトラム』誌が開発者のインタビューを掲載している。UBR-1は、ウィロー・ガレージの最後のスピンオフであるアンバウンデッド・ロボティクス社(創設2013年1月)が先頃発表したもの。インタビューには、同社のメロニー・ワイズ(CEO)、マイケル・ファーガソン(CTO)、デレク・キング(主任システムズ・エンジニア)、エリック・ディーア(主任機械エンジニア)が答えている。その抄訳をお届けしよう。
なぜロボットはコーヒーを買いに行くのか?
投稿日: 05/26/2013 カテゴリー: ニュース, ロボット研究 | Tags: スタンフォード大学, 自律型ロボット, PR2 コメントする『IEEE Spetrum』誌が、「ロボットがコーヒーを買いに行くのが、なぜ大切なのか」を説明している。同誌に寄せられたコメントへ回答するために書かれた記事らしい。
というのも、ロボット研究はおもしろそうに見えるけれども、一体それが現実的にどんな役に立つのかわからない、というタイプのものも多いからだ。記事では、スタンフォード大学のPR2が独りでコーヒーを買いに行くのが、ロボット研究をどう推し進めるのかを解説する。ポイントは以下。
- 複数の2Dマップの間をナビゲートする: 可動型ロボットは、いろいろなフロアー間をナビゲートするのがたいてい苦手だが、スタンフォード大学の研究者たちはポータルを経由して複数の2Dマップがリンクされるゲートウェイを開発した。
- 自信をもってエレベーターに乗降する: ロボットが自律的にエレベーターを利用するのは簡単ではない。まずエレベーターを見つけ、上下を判断してボタンを押し、エレベーターが到着したのを感知し、人がいないことを確認して乗り込み、正しいボタンを押し……、と無数の判断をビジョンと操作を駆使して行う。
- ガラス張りの重いドアを開く: ロボットが透明なガラスを認識するのは困難だが、アメリカ障害者法(ADA)では、ドアの取っ手は同じ高さに設置することを義務づけている。PR2はこの高さに取っ手の表面を認めるとそこにドアがあると認識する。重いドアを開けてそのままに保つのは、PR2のベース部分の重力とパワーを利用している。
- 人とロボット間のやりとり: コーヒーを受けとる際には、店員がPR2の手にカップを強く押し付けてくれた方が簡単だが、研究者たちは手に取り付けられたカメラが物体を感知し、その後グリップ(つかみ)を作動させるようにしている。人間同士のような、手荒でないやりとりを可能にするためだ。
こうしたこと以外にも、実際にロボットにタスクを与えることで、現実世界で起こりえるさまざまな課題を意識するきっかけになる。人がいたり障害物があったらどうするか、エレベーターで先に誰かが異なったフロアーのボタンを押していたらどうなるか、ドアのところで人が出入りしていたらどうなるかといったことだ。
ロボットにコーヒーを買いに行かせるのはただ面白がっているからではなく、大切な研究成果を現実に活かすための方法だと記事は強調している。
ビデオはここに。
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